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第31回日本運動器科学会
ご挨拶
第31回日本運動器科学会
会長 尾﨑 敏文
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 整形外科学 教授
第31回日本運動器科学会の開催にあたって

 会員の皆様には、時節柄ますますご清祥のこととお喜び申し上げます。この度、第31回日本運動器科学会を2019年7月6日(土)~7日(日)に岡山コンベンションセンターで開催させていただくことになりました。歴史ある本学会を開催いたしますこと、大変名誉なことと存じております。ご支援賜った全ての方々に、心から感謝申し上げます。会場はJR岡山駅から徒歩2分、ごく便利な場所にあり、ぜひ多くの先生方にお越しいただければと存じております。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。
 現在日本は超高齢社会真っ只中、ロコモティブシンドロームの啓発がますます重要となっております。本学会はがんロコモを取り上げ、テーマを「がんロコモ ~がん時代の運動器医療~」とさせていただきました。日本人の死因1位はがんで、人口の高齢化でがん罹患者数は増加し2030年頃がピークとなると言われています。また、国民の2人に1人ががんに罹り、 3人に1人ががんで死亡するとされています。その一方で、早期発見や治療法の進歩によりがん患者の生存率が確実に上昇していることも事実です。
 従来、がん治療では、手術、抗がん剤治療、放射線治療による治療が中心で、生命予後が最も重視されていました。しかし、医療の進歩により生存率が改善し、最近は、生活の質Quality of life (QOL) も重視されるようになっており、緩和治療、がんのリハビリなどが推進されています。がん自体による運動器の障害としては、骨転移による病的骨折や麻痺、腫瘍の直接浸潤による神経障害などがあります。また、がんの治療による障害として、抗がん剤治療による合併症や長期間の安静による体力・筋力低下、術後の機能障害などがあります。さらに、がんの発生は高齢者に多いため、患者さんはもともと変形性脊椎症や変形性膝関節症などの運動器障害を抱えていることが多いです。がんの治療は他の疾患よりも優先される傾向がありますが、がんロコモによる不利益を防ぐためには運動機能維持をがん治療と並行して進める必要があります。がんロコモが進行しますと移動機能が低下し、日常生活に支障をきたし、就労や、社会参加が困難になったり、がんの治療を続けること自体が困難になったりすることもあります。なお、がんロコモの解決には多診療科・多職種の協力が重要です。
 そのような状況下、がんロコモすなわち「がん自体やがん治療による運動器障害で移動機能が低下した状態」を予防することは大変意義のあることと存じます。がん患者の診療にも整形外科医が積極的に介入し、整形外科医が運動器障害の診断や治療を適切に行うことは重要です。がん診療においても患者さんのQOL向上に大きく貢献することができます。
 これから鋭意、プログラム内容を実りあるものに練り上げて参りますので、会員の皆様の多くのご参加をお待ち申し上げる次第です。どうぞ、宜しくお願い申し上げます。7月の岡山は例年のごとく猛暑となる可能性が高いと存じますが、暑さを吹き飛ばすような企画も準備しております。それでは晴れの国岡山に皆様でお越しいただき、お楽しみください。お待ちしています。