第45回大会は、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科インプラント再生補綴学分野の窪木が、担当させていただくことになりました。岡山での開催にあたり、岡山県や岡山市をはじめ、多数の関係者にご尽力を賜りましたこと、ここに厚く御礼申し上げます。9月21日（月）は、岡山シンフォニーホールを中心に倫理委員会セミナー、専門医教育講座を開催致します。9月22日（火）、23日（水）は、駅周辺の複数のホテルやコンベンションセンターをコンプレックスとして借り切り、特別講演、シンポジウム、一般口演、ポスター発表、企業展示等を開催致します。準備委員会を中心に、ご不便をお掛けしないよう細心の注意を払い、準備を進めているところです。

　さて、本邦は人口の超高齢化を迎え、口腔機能の向上は国民の生活の質に直結する大きな目標と考えられています。このような中で高齢者の「食」を基盤とした健康増進、介護予防、虚弱予防は、目下の大きな課題となっています。口腔インプラントは、このような超高齢社会において、適切かつ効果的に利用されれば、大きな武器になるものと考えられますが、一方で、不適切な使用や無責任な対応は患者に害を与える可能性も指摘されているところです。本大会を通じて、口腔インプラントの最新のイノベーションを共有するとともに、このような高齢社会における問題点や対応策も議論したいと考えているところです。ぜひ、多数の方にお集まり頂いて、原点に立ち返って口腔インプラントのあり方を考えてみたいと思います。

　岡山は、中国四国地区の交通の要所に位置し、山の幸、海の幸に恵まれております。また、三大名園の一つである後楽園を擁しており、竹久夢二の生家等、多くの観光地に恵まれております。また、近隣には倉敷という大変人気のある国際観光都市も控えており、会員各位のご要望に存分にお応えできるものと考えております。

　最後になりましたが、大型連休となりますので大変な混雑が見込まれております。岡山県、岡山市、倉敷市を挙げておもてなしを準備しておりますが、観光が目的のお客様によって宿泊施設が早めに一杯になる可能性があります。つきましては、会員各自の宿泊施設はなるべくお早めにおさえて頂くよう御願い致します。

　美しい学都・岡山に、ぜひいらして頂き、学術活動は基より、すばらしい秋の季節を満喫して頂きます様御願いし、ご挨拶に代えさせて頂きます。