第63回関西胸部外科学会学術集会
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会長挨拶
第63回関西胸部外科学会学術集会
会長 西村 元延

鳥取大学医学部 心臓血管外科学 教授

 第63回関西胸部外科学会学術集会を開催させていただくにあたり、ご挨拶を申し上げます。新型コロナウィルス感染拡大に伴い、1000人近くの参加者が集う対面の学術集会としての6月における開催は断念せざるをえず、残念ながらWebを用いたオンライン学術集会として開催いたします。本学術集会を鳥取大学が担当させていただきますのは第39回を1996年に森 透 先生が開催させていただきまして以来、実に24年ぶりとなったはずで、学会参加とあわせて、山陰地方の山海の珍味や大山、鳥取砂丘などへの観光を楽しみにしておられた先生方には誠に申し訳なく思っております。
 本学会は心臓・呼吸器・食道の3分野から成り立っていますので、本学術集会では、呼吸器外科分野を当大学の呼吸器・乳腺内分泌外科学 中村廣繁 教授、食道分野を消化器・小児外科学 藤原義之 教授に統括していただき、鳥取大学の総力を挙げて充実したプログラム編成に努めました。
 本会は、若手胸部外科医の修練、教育の場という面が極めて重要であります。今回のテーマを「創造と革新 -Creativity and Innovation-」といたしましたが、これは今までの胸部外科の知見を礎に新しい未来を若手の先生に切り拓いていただきたいという思いを込めたものであります。今までの胸部外科の知見をしっかりと学んでいただくべくExpertセミナー、教育セミナー、教育講演も関西胸部外科エリアにとどまらず、全国の著名な先生にお願いしてご講演いただくようにいたしました。また未来を見据えて、シンポジウム、パネルディスカッションでは現在のホットな話題をテーマに企画いたしました。Case Presentation Awardも従来通り審査をいただいて、優秀演題を表彰するとともに、なかでも特に優秀な40演題程度を第73回日本胸部外科学会学術集会でもご発表いただくようになっております。
 公募演題では、シンポジウム・パネルディスカッション39題、Case presentation award 137題、要望・一般演題(ビデオセッションを含む)165題の計341題と多くのご応募をいただき、会員の皆様には厚くお礼申し上げます。

 多くの学術集会が中止される中で、胸部外科領域で活動する仲間とコミュニケーションを取る機会も激減しております。オンラインとはいえ多くの皆様に、講演を視聴し、また発表の機会を持っていただくことは貴重であると信じております。できるだけ質問などもスムースに伝達できるよう工夫したいと思っております。Web学術集会の開催に当たりまして、種々の不都合、不行き届きもあろうかと思いますが、良い集会になるよう全力で企画する所存ですので、ご協力、ご支援をよろしくお願い申し上げます。