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会長挨拶
第14回日独リウマチ外科研究会
会 長  西田 圭一郎
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 整形外科 准教授
 この度、伝統ある日独リウマチ外科合同ミーティングを主催させていただき、大変光栄に存じます。会員の皆様に厚く御礼申し上げます。
 本会は1988年から2年毎にドイツと日本において交互に開催されており、第14回は30年目の節目となります。最近の関節リウマチに対する薬物治療の進歩により、疾患コントロールは飛躍的に改善しました。もちろん、リウマチ関節外科に与える影響も大きく、滑膜切除によって一時的に病巣を切除する機会は減少し、大関節の人工関節が次々と必要になる患者も激減しました。生物学的製剤や新規DMARDによる炎症のコントロールに加えて、骨粗鬆症治療薬の進歩による骨質改善が与える影響も大きいと思われます。一方で合併症や経済的問題で疾患コントロールが得られない患者や、関節破壊がゆっくりと進行する患者もいまだ多く、また進行した手足の小関節の変形に対する手術を希望する患者も増加傾向にあります。今後の10年は、これまで先人が培ってきた関節再建術をさらに継続・発展させることはもちろん、良好な疾患活動性コントロールに裏打ちされた関節温存手術や、患者による主観的評価に基づく機能改善を目指した手術も重要となってきます。その意味でも、ドイツと日本の間で行なわれる本会の意義は大きく、知識や経験、新しい試みの情報交換、相互討論を通じてさらにレベルアップしていかねばなりません。
 今回は暑い夏休み中の開催とさせていただきましたが、岡山は桃や葡萄が最も美味しい季節となってまいります。2日間と諸事情により会期を短縮させていただきましたが、ドイツからの友人を迎えて思い出に残る合同会議にすべく、鋭意準備中であります。会員の皆様のお力添えの程、何卒よろしくお願い申し上げます。