世話人挨拶

 皆さま、こんにちは。2019年、令和元年の新たな時代の秋、広島で第2回中四国糖尿病療養指導スキルアップセミナーを開催させていただきます。
 糖尿病の治療の原則は、食事療法、運動療法による生活習慣の改善であり、これだけでは効果が不十分であったり、より効率よく効果を高めたいときに薬物療法が補助的に加わります。そして、患者さんの生活習慣改善を成功させるために、患者自身の行動変容が重要なわけですが、これには医療スタッフ側の熱意や力量(知識やスキル)、さらにちょっとした工夫やコツといったものが必要です。それを自分のものにするには、他施設での療養指導の成功例や失敗例を学ぶことによって、自身のスキルアップを図るのが近道だと思います。
 また、本セミナーでは広島大学で先端的に実施されている、看護開発、歯周病、肥満外科、運動療法に関する研究について、それぞれの専門家によるレクチャーも企画しております。

 9月、広島の地はカープの4連覇に向け、真っ赤なユニフォームを着た人々で溢れていると思いますが、新たな糖尿病療養指導へのステップアップに繋がるよう、多くの皆さまのご参加をお待ちしております。
 第2回中四国糖尿病療養指導スキルアップセミナー 
世話人  米田 真康 
(広島大学大学院医系科学研究科 糖尿病・生活習慣病予防医学 教授)