学会事務局
心臓病センター榊原病院
事務局長:室山 英輝
〒700-0804
岡山県岡山市北区中井町2丁目5-1
TEL:086-225-7111
FAX:086-223-5265
運営事務局
株式会社キョードープラス
〒701-0205
岡山県岡山市南区妹尾2346-1
TEL:086-250-7681
FAX:086-250-7682
E-mail:jlspm-cs2017@wjcs.jp
ご挨拶
第2回日本下肢救済・足病学会
中国四国地方会学術集会
会長 山本桂三

社会医療法人 社団十全会 心臓病センター榊原病院 循環器内科
 この度、第2回日本下肢救済・足病学会 中国四国地方会学術集会を、2017年9月16日(土)、岡山県医師会三木記念ホールにおいて開催させていただきます。私は、昨年第1回で会長を務められた、香川大学形成外科 田中嘉雄先生に続き、循環器内科の立場から本会第2回の会長を拝命いたしました。大変光栄であり、皆様のご指導のもと、本会を実りあるものにしていきたいと思っています。
 本学会が標的とする足病は糖尿病・透析患者に多く見られる重症下肢虚血(CLI)が主体であり、下肢切断を可能な限り回避し最終的に下肢を救済していくためには、まず最初に「血行再建」が大きな柱となり、次いで創傷ケアやFoot Wearing、薬物療法、運動療法、リハビリなど、診断・治療・予防と連続した手厚い医療の実践が必要不可欠です。この分野に関わる部門としては循環器内科、血管外科、糖尿病内科、腎臓内科、形成外科、整形外科、皮膚科、放射線科、リハビリテーション科、更に再生医療など多岐にわたっておりますが、医師だけでは診療に限界があり、当然のことながらもう一つの柱として、看護師、糖尿病認定看護師、糖尿病療養指導士、血管診療技師、理学療法士、義肢装具士などメディカルスタッフの方々の協力が昨今不可欠となっています。
 “下肢救済を、極めよう!”―これが、第2回下肢救済足病学会中国四国地方会のテーマです。本会では4つの企画を立ち上げました。まずは血行再建を得意とする中国四国の4人の先生にビデオライブを供覧していただき、参加者には安全かつ効果的な血行再建を会場で疑似体験、討論していただきます。2つめは、ランチョンセミナーにて、「匠の技」をお持ちの2名の先生に、至高のテクニックをレクチャーしていただきます。3つめは、この分野における第一人者である、福岡山王病院の横井宏佳先生にご講演いただき、下肢救済治療において我々が今後一致団結してなすべきことをご指導いただきます。4番目は、中国四国地方における多職種のエキスパートの皆様に、職種の垣根を越えて講演いただき、自院での工夫や日頃の思いを熱く伝えていただき、総合討論を行います。
 また、第2回の本会からは一般演題の募集も開始しました。皆様の積極的な登録をお願いいたします。
 下肢の病気でお困りの患者さんが一人でも多く大切断を回避し、下肢機能を温存し、そしてより質の高い生活が送れるよう、本会において、日夜下肢診療に携わっているプロフェッショナルが一同に会し、交流し、知識を共有することで、地域医療に貢献できれば幸いです。皆様の積極的な参加をお待ちしています。
 末筆ではございますが、皆様の益々のご発展、ご盛栄を心より祈念申し上げます。

 2017年4月吉日