シンポジウム3
次世代への継承
−このたびパスを担当することになりました!−
四国がんセンター 外来部長、
愛知県がんセンター中央病院
東京医科大学 救急医学講座
オーガナイザー:河村 進(かわむら すすむ)
座長:伊藤志門(いとう しもん)
織田 順(おだ じゅん)

第7回の熊本において端を発した「全国パス委員長会議」はいつも学会の目玉として継続してきました。今回は「変革」のテーマのもと、この企画も少し視点を変えたいと思います。ひょんなことからパスの担当になって今は欠かせない存在となっている方々をシンポジストにお迎えし、どんな具合に引継ぎ、実際のパス委員会活動でどんな喜びや苦労があるのかを発表してもらいます。ディスカッションでは、魅力あるパス活動は?継承者を探し出す秘訣は?などについて、フロアからの意見を交えて討論します。俳諧の世界を切り開いた正岡子規も後継者であった高浜虚子らの活躍がなければ、その偉業は現在まで存続しなかったでしょう。日本のクリニカルパスの活動も黎明期を経て、新たな局面を迎えています。道なき原野を切り開いてきた先達からのスピリットを継承し、発展させるためにわれわれは今何をすべきなのか?なかなか可視化のしにくいテーマですが、新進気鋭のシンポジストとともに討論しましょう。