会長挨拶
第108回日本消化器病学会 中国支部例会
西川先生 第108回日本消化器病学会中国支部例会
会長 西川 潤
山口大学大学院医学系研究科 基礎検査学分野
 第108回日本消化器病学会中国支部例会会長を拝命し、大変光栄に存じます。2017年11月25日(土)~26日(日)にANAクラウンプラザホテル宇部で開催いたします。第119回日本消化器内視鏡学会中国支部例会会長の檜垣真吾先生とともに、山口大学大学院消化器内科学の坂井田功教授の全面的な協力をえまして、合同支部例会を山口の地で開催させていただくことを大変有り難く思っております。これも中国支部の役員の先生方をはじめ、会員のみなさまのご支援の賜物と感謝申し上げます。
 本学会では、多様化してきている消化器疾患に対する診断と治療だけでなく、一次予防や先制医療に結びつくDiscussionができればと考えております。従いまして、特別講演とワークショップでは、生活習慣病と消化器疾患の関わりをテーマにプログラムを企画しております。研修医、専修医奨励賞、一般演題、専門医セミナーにも積極的にご参加のほど、よろしくお願いします。二日目の教育講演会では、消化管、肝臓、胆膵領域の癌の発生機序から最新の治療について、ご高名な先生方にご講演頂く予定になっております。並行して行われる市民公開講座では、消化器疾患に対する先制医療、病気にならない体つくりを訴えたいと考えております。
 参加者に満足していただけるように準備を進めていますので、是非とも多くの会員のみなさまにご参加いただきますよう、よろしくお願いいたします。
第119回日本消化器内視鏡学会 中国支部例会
檜垣先生 第119回日本消化器内視鏡学会中国支部例会
会長 檜垣 真吾
セントヒル病院消化器内科
 この度、第119回日本消化器内視鏡学会中国支部例会を平成29年11月25日(土)26日(日)にANAクラウンプラザホテル宇部において開催させていただくこととなりました。第108回日本消化器病学会中国支部例会(会長 山口大学大学院医学系研究科 生体情報検査学 西川潤教授)との合同会議です。伝統ある中国支部例会の会長を拝命し大変光栄に存じますと伴に身の引き締まる思いです。中国支部長の岡田教授ならびに会員の先生方に厚くお礼申し上げます。
 今回の学会では、多く会員の皆様にご参加、ご活躍いただける会を目指しワークショップのテーマは消化管出血としました。現在、消化管出血に対する内視鏡治療は、身体的負担の少ない確実な治療法として確立、普及しておりますが、この進歩した内視鏡技術が、山間部の多い中国地方で津々浦々まで普及し住民医療に貢献できているか不明です。そこで、現在大学病院や大規模病院だけでなく、中山間地の小規模病院も含めて消化管出血の診断、治療の現状はどのようであるかを明らかにしたいと考えています。
 特別講演は、炎症性腸疾患の診療の進歩について生物学的製剤を中心に、慶応義塾大学消化器内科 長沼 誠先生に御講演いただきます。セミナーは、消化器病学会との共同で、GERD、便秘症、炎症性腸疾患、膵癌、肝炎、肝不全と広い分野から現在日本の第一線でご活躍の先生方の講演をお願いしております。
 他の工夫としては、一般演題のなかでも、テーマを決めた症例の提示をいただき討論のできるミニワークを行います。内容の似た症例報告を3人の演者に提示いただき、実地臨床における素朴な疑問を討論しあって座長にまとめていただきたいと思っています。若手の先生方には非常に有意義なセッションになることと思われます。また、これまでの支部例会に従い、一般演題、研修医奨励賞、専門医奨励賞のセッションでは演題を広く公募をいたします。
 会員の皆様におかれましては、多数の演題を応募いただき何か一つでも新しい知識をお持ち帰りいただけるような有意義な会にしたいと考えております。活気ある学会となりますよう、ご指導、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。