第47回 日本腎臓学会西部学術大会
大会長挨拶
第47回日本腎臓学会西部学術大会
大会長 柏原 直樹
(川崎医科大学 腎臓・高血圧内科学)

 この度、第47回日本腎臓学会西部学術大会を、平成29年10月13日(金)・14日(土)に岡山市に於いて開催させていただきます。
 大会テーマを「臨床腎臓病学の躍動する英知」とさせていただきました。
 臨床の「知」は診療現場から得られます。症例報告、臨床研究から得られる知見を英知への昇華し、伝え合い、共有したいと願っています。
 もう一つのキーワードは「連携」です。腎臓病診療は同時に多職種によるチーム医療そのものです。多くの職種の方々にご参会いただき、一層連携を深める会にしたく思います。連携は国外にも及びます。アジア諸国の方々にも御参加いただき、各国の診療実態から相互に学ぶ機会を創設したく思います。
 「男女共同参画委員会特別企画」、「学生・研修医のための教育セミナー」等、内容の充実したプログラムとすべく、鋭意準備を進めております。
 会場は岡山駅に隣接する岡山コンベンションセンターで、アクセスは非常に便利です。また、日本三名園の一つである後楽園、最古の西洋美術館のひとつ大原美術館、静謐な運河沿いの白壁に天領の面影を残す倉敷の街並み、瀬戸内海の多島美など、岡山は多くの自然・景勝地に恵まれています。果物と瀬戸内海の幸にも恵まれ、地酒も種々ございます。是非とも「晴れの国」を満喫していただきたいと思います。
 日本腎臓学会はこれまで、諸先輩の先見性のある卓越したリーダーシップと、貢献精神に富む運営陣によって、成長を遂げてきました。腎臓学の学理探究、人材育成、生涯教育の奨励、研究成果の社会還元・普及、国民の健康福祉への貢献と、学会活動は多岐にわたり、現在では会員数も1万人を超えております。
 腎臓病の発見、予防、重症化を抑制し、患者さんと御家族に私達はどのような医療を提供できるのか、多くの職種の方々と共に学び、未来へ向かって前進できる契機となる会にしたいと願っております。ぜひ御参加をお願いいたします。
 秋の澄み切った青空のもと、岡山でお会いいたしましょう。

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