第50回日本腎臓学会西部学術大会
大会長挨拶
第50回日本腎臓学会西部学術大会
大会長 重松 隆
(和歌山県立医科大学 腎臓内科学講座)

 この度、第50回日本腎臓学会西部学術大会を、2020年10月16日(金曜日)、17日(土曜日)に、開催させていただきます。和歌山県立医科大学が会長を拝命し日本腎臓学会西部学術大会を開催させていただくことは、第23回(大川順正会長)、第32回(湯川進会長)、第39回(吉川徳茂会長)に続き今回で4回目となります。しかしながら、昨年末から令和2年(2020年)に入り、医療界のみならず世界中に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による激震が走った年となり、和歌山市内での現実世界での開催は断念せざるを得なくなり、未練は残るものの開催自体もWeb学会になりLive配信(2020年10月16日(金曜日)、17日(土曜日))とその後のOn Demand配信で開催させていただくことになりました。その中で一般演題にご応募いただいた先生方には、和歌山市内へお越しいただき肉声でご発表いただくことが出来ずに、紙上発表とさせていただく形となり誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。当方にとっても未練となる状況となりました。
 しかしながら、第50回という半世紀の節目の年に会長を拝命することになり重ねて光栄に感じております。このため、大きなテーマとして「故きを温ねて新しきを知る。」とさせていただきました。最近の腎臓病の進歩は素晴らしいものがありますが、これは先人のたゆまぬ努力が実を結んだ賜物と感謝いたしております。最近の腎臓病の進歩を横軸に、「故きを温ねて新しきを知る。」を縦糸に美しくも丈夫な日本腎臓学会西部学術大会という織物を織ってまいりたいと願っております。和歌山県は古い歴史を有する県でもあります。世界遺産としての熊野古道もございますので、自分自身で足を運び撮影した写真をポスターとして利用させていただきました。
 プログラムとして、招待講演の演者にCRIC Studyに大変詳しいNorthwestern UniversityのRupal Mehta先生からLiveでご講演いただくことになっております。また台灣腎臟醫學會理事長で台湾におけるCKD Prevention Programのリーダーでもいらっしゃる高雄醫學大學のShang-Jyh Hwang(黃尚志)教授にもLiveでご講演いただくことになっております。また各種シンポジウムやワークショップ・教育講演の数々など、素晴らしい演者のもとで素晴らしいご講演をいただけると確信をいたしております。またこうした特別演題は、開催当日のLive配信以外にも、On Demand配信とさせていただきます。聴きそびれた演題やもう一度聴きたい名講演などもお楽しみいただけるものと思います。またランチョンセミナーも充実させていただいております。皆様の期待を裏切らないように努力いたしております。ぜひともWeb開催ではございますが、第50回日本腎臓学会西部学術大会を、2020年10月16日(金曜日)、17日(土曜日)にご参画いただきますようお願い申し上げます。

Copyright© 第50回 日本腎臓学会西部学術大会 All Rights Reserved.