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第15回日本褥瘡学会近畿地方会学術集会
ご挨拶
第15回日本褥瘡学会近畿地方会学術集会
会長 伊藤 文人

彦根市立病院 形成外科

 このたび第15回日本褥瘡学会近畿地方会学術集会を2018年3月11日(日)に滋賀県草津市のニプロiMEPにて開催させていただきます。これもひとえに会員の皆様ならびに関係各位のご支援のおかげと深く感謝申し上げます。


 今回の学術集会を開催するに当たりテーマを 三方よしの褥瘡連携 ~患者よし 病院よし 地域よし~ といたしました。
「三方よし」とは、大阪商人 伊勢商人とともに日本三大商人の一つである近江商人の思想・行動哲学です。売り手よし、買い手よし、世間よしの三方を表しますが、商いは自らの利益のみでなく買い手である顧客はもちろん世の中にとっても良いものであるべきだという精神です。この精神は社会貢献として現在でも多くの企業の経営指針となっています。
 一方、医療においては患者さんにとって良いものでなければならないのが当然ですが、そのためには病院にとってもまた地域の開業医、医療施設、介護施設などにとっても良いものでなければなりません。とくに褥瘡ケアに関しては患者・家族、病院、地域の協力なしでは成り立たないのが現状です。
 国は団塊の世代が75歳以上となる2025年問題にむけて、在宅医療を推進しています。この在宅医療こそ三方にとって良い形を築かないと患者・家族・地域に負担をかけるだけになってしまいます。地域連携・チーム医療という言葉がこれまでも褥瘡ケアのキーワードになってきましたが、今回は三方よしの精神で褥瘡連携を考え直してみたいと思います。


 第15回を迎える本学術集会ですが、滋賀県での開催は初めてになります。近畿の端の地域になりますが、皆様のアクセスを考慮し新快速も停車しますJR南草津駅近くに会場を設けさせていただきました。時期的にまだ寒さの残る季節でもありますが、少しでも有意義な学術集会が開催できるようスタッフ一同準備を進めさせていただいております。多くの方々のご参加を心よりお待ちしています。