会長挨拶
第36回日本マイクロサージャリー学会学術集会
会長 中西 秀樹(徳島大学 形成外科)

 徳島において平成21年10月22日、23日に第36回日本マイクロサージャリー学会学術集会を開催いたします。マイクロサージャリー研究会から続く伝統ある本学会を四国ではじめて開催できますことを大変光栄に存じます。ご存知のようにマイクロサージャリーは成熟の期には入った感もありますが、皮弁採取部の犠牲をより小さくするための穿通枝皮弁の開発、術後成績の更なる改善、手や顔面などの脳死同種移植など話題には事欠きません。
 今回は手の脳死同種移植、穿通枝皮弁に関して海外からの招待講演を予定しております。また、再建外科分野では治療に難渋する糖尿病性潰瘍、虚血肢に関しての教育講演とシンポジウムも行います。また四肢の再建に関しても、2つのパネルディスカッションを予定いたしました。主題の1つに選んだマイクロサージャリーのトレーニング法に関しては若い先生方からの発表も期待しております。さらに例年と同じく技術講習会を学会中に開催予定です。
 多くの会員の方々が徳島へおいでいただき、実り多き学会となることを心から願っております。