第39回 日本骨・関節感染症学会

会長挨拶

第39回日本骨・関節感染症学会開催にあたって
第39回日本骨・関節感染症学会 会長
 尾﨑 敏文
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
 生体機能再生・再建学講座 整形外科 教授

 この度、2016年7月8日(金)と9日(土)の2日間、第39回日本骨・関節感染症学会を岡山市の岡山コンベンションセンターにおいて開催させていただくことになりました。大変光栄に存じますとともに、会長にご指名くださいました本学会会員の諸先生方に厚く御礼申し上げます。今回は、学会テーマを岡山県にゆかりのある桃太郎の鬼退治にちなみまして、「感染退治」とさせていただきました。学会ポスターのデザインも医療従事者を桃太郎一行に、感染症を鬼に見立て、鬼退治の様子をイメージして描いております。
 本学会は1978年に日本骨・関節感染症研究会として設立され、2006年から日本骨・関節感染症学会として新たなスタートを切りました。そして討議された研究に基づいて実際に臨床の現場で応用されるに至った多くの予防法、診断法、治療法が誕生しております。本学術集会においても、より多くの感染症に携わる医療従事者にご参加いただき、情報交換ができる有意義な学会になるよう努力をいたす所存でございます。
 骨・関節感染症は一旦発症しますと治療に難渋することが多く、機能の破綻を招来することはよく知られているところであります。体内留置のインプラントを頻用する整形外科手術においては、術後感染を引き起こさないSSI対策が不可欠であり、感染予防と感染制御に対する新たな戦略とさらなる前進が求められています。この観点から、シンポジウムは「術後手術部位感染の要因に関する疫学調査」と「周術期感染予防対策」、および主題セッションは1.基礎研究、2.周術期感染予防対策、3.外傷後感染・腫瘍、4.骨・関節感染症診断と評価、5.脊椎感染治療1、6.脊椎感染治療2、7.人工関節術後感染治療1、8.人工関節術後感染治療2といたしました。
 また、ランチョンセミナーを2つ、そしてアフタヌーンセミナー、イブニングセミナー、モーニングセミナー各1つずつ予定しております。ご講演は、佐賀大学 馬渡正明先生、川崎市立多摩病院 松下和彦先生、横浜市立大学 稲葉裕先生、金沢大学 村上英樹先生、帝京大学医学部附属病院外傷センター 鈴木卓先生の5名の先生方にお願いしております。2日目の午後には恒例のICD講習会を併催いたします。ご講演は仁邦法律事務所 桑原博道先生と愛知医科大学 三鴨廣繁先生に賜ります。
 7月の岡山は例年のごとく猛暑となる可能性が高いと思いますが、暑さを吹き飛ばすような企画も準備しております。それでは晴れの国岡山に皆様でお越し頂き、お楽しみください。お待ちしています。

【学会事務局】
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科
生体機能再生・再建学講座 整形外科

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