全員交流会案内
会長挨拶
第65回 国立病院総合医学会
会長 三河内 弘
(国立病院機構岡山医療センター 院長)


ご挨拶

   この度、第65回国立病院総合医学会を岡山市で開催させていただくことになりました。会期は平成23年10月7日(金)と8日(土)の二日間です。我々担当者一同、有意義な学術集会となるよう一生懸命準備を進めておりますので、多くの皆様にご参加いただけることを期待しています。
   いわゆるリーマンショック以後日本の経済は停滞し、未だに回復出来ていません。この中で医療をめぐる環境も大きく変化して医療制度も、医療手法も、さらにまた経営手法も大きな変革の嵐に巻き込まれています。いわゆる事業仕分にみられるように国立病院機構への評価もなかなか厳しいものがあります。このような混沌とした時代こそ原点に還って我々に課された「本来あるべき姿の医療」に向かって前向き思考が必要であると考えます。我々に求められているものは国立病院機構の理念としてきちんと掲げられており、現在は第二期中期目標・中期計画として具体化され、平成23年度はちょうど中間にあたる3年目になります。このような点から学会のテーマを「明日の医療のために   チャレンジ   そしてチェンジ」とさせていただきました。
   本学会は国立病院機構のみならず、国立高度専門医療研究センター、ハンセン病療養所の全職種の職員約6000人が参加する学術集会です。この機会に「明日の医療のために」多岐にわたる真剣な討議がなされて各施設に還元され、広く国民の健康、日本の医療の向上に資することを期待しています。
   「晴れの国」、「桃太郎の国」― 岡山 で皆様方のお越しをお待ちしています。



追記
   このたび予想だにしなかった東日本大震災とそれに伴う原子力発電所トラブルによる未曾有の大災害が発生いたしました。被災地の皆様方のご心痛はいかばかりかと思い、一日も早い復興を願うばかりです。この事態に鑑み一部プログラムを災害関連のものに振り向けると共に、被災地の方々にもなるべく多く参加していただけますように、被災地の皆様方からの応募については抄録提出期限を延長するなどの措置をとらせていただくことにいたしました。
   このたびの学会が大規模災害対策の一助になることを念願しています。

平成23年4月


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