第37回整形外科バイオマテリアル研究会 The 37th  Annual Meeting of the Research Society for Orthopaedic Biomaterials
会長挨拶
第37回整形外科バイオマテリアル研究会
会長 尾﨑 敏文
岡山大学大学院 整形外科学 教授
 この度、第37 回整形外科バイオマテリアル研究会を、2017 年12 月2 日(土)に岡山大学鹿田キャンパスJunko Fukutake Hall で開催いたします。伝統ある本研究会を岡山大学としては初めて担当させて頂きますこと大変光栄に存じます。
 本研究会のテーマは“ 創製への挑戦 The Challenges of Innovation” とさせていただきました。整形外科は運動器の疾患や外傷・障害などを治療対象としており、その守備範囲は広範囲に及ぶため、大変存在感のある診療科であります。また、整形外科は、金属材料、高分子材料、人工骨など生体材料をもっともよく使用する科です。超高齢社会やスポーツ人口の増加などのため、運動器疾患に対する手術的治療は今後も増加すると考えられます。それに伴ってバイオマテリアルの使用頻度は更に増加することが予想され、その重要性は益々大きくなっていくと考えられます。
 さらに再生医療に関する研究の発展も加わり、バイオマテリアルに一定の機能を付加したり、生理機能を有した物質の担体としての利用も重要になると予想されます。本研究会では、整形外科領域でのバイオマテリアルについての基礎研究、臨床研究の成果をご発表ご討論頂き、整形外科バイオマテリアルの研究をさらに進歩させていくことが重要な目的と存じます。
 今回の特別講演は、東海大学医学部外科学系整形外科学の酒井大輔先生と北海道大学大学院歯学研究院の吉田靖弘先生にお願いしております。また、ランチョンセミナーでは京都大学工学研究科の富田直秀先生にご講演いただく予定にしております。
 12 月の晴れの国岡山は観光シーズンでもあり、海の幸、山の幸もお楽しみいただける時期と存じます。皆様のご参加を心からお待ちしております。