この度、第26回全国済生会糖尿病セミナーを2019年8月31日岡山市にて開催させて頂くこととなりました。全国済生会糖尿病セミナーは1994年(平成6年)に東京都済生会中央病院の松岡健平先生を初回の世話人として開催され、以後年に1回、全国済生会病院の医療スタッフの糖尿病診療レベルの向上を目的として全国各地で開催されてきました。今年度で26年目、第26回目の開催となります。
この間、糖尿病診療は大きく進歩して参りました。様々な新規経口糖尿病薬が開発され、インスリンアナログ製剤やGLP-1受容体作動薬も次々に登場、週1回製剤まで使用可能となり糖尿病治療の選択肢は飛躍的に拡大しています。インスリンポンプやSAP、CGM、FGMなど医療機器の進歩にも目を見張るものがあります。
一方で、この間糖尿病患者数は増え続けており、2016年には我が国の糖尿病有病者は1000万人を超えました。高齢者糖尿病の増加や肥満患者の増加など解決すべき課題も山積しています。血管合併症に加えて、癌・認知症・非アルコール性脂肪肝炎(NASH)などが糖尿病合併症として注目されるようになり、高齢糖尿病患者のフレイル・サルコペニア対策も重要視されるようになりました。糖尿病患者の高齢化とともに、医療連携や地域包括ケアを含めたチーム医療の重要性も増しています。
糖尿病薬物治療や治療技術の進歩は患者さんに大きなメリットをもたらしていますが、治療が高度化、複雑化するほど、最適な治療選択が難しくなり、患者さんの悩みが増すようなことにもなりかねません。先進医療の恩恵を最大限患者さんに還元するためにも、チーム医療での効果的なサポートが必要不可欠です。そこで、今回セミナーのテーマを、「先進糖尿病医療とディバイスの進化、それを支えるチーム医療」と致しました。各施設での取り組みを全国の済生会病院の糖尿病チームで共有できる有できる場となることを願っております。
一般演題につきましてはこのテーマとは関係なく広く募集を致します。JR岡山駅と直結した会場に、多くの方々にご参集いただき、多岐・多方面にわたる演題発表により、本会が活発で有意義なものとなりますことを祈念しております。
夏の岡山は桃やブドウなどおいしい果物がたくさんあります。後楽園や倉敷美観地区などの観光スポットもありますので、皆様ふるってご参加下さい。
岡山にて、皆様にお会いできることを楽しみにしております。
第26回全国済生会糖尿病セミナー
世話人 中塔 辰明
(岡山済生会総合病院 糖尿病センター長)