このたび第35回癌免疫外科研究会の当番世話人を仰せつかり、2014年5月22日～23日の2日間にわたり、シェラトン都ホテル大阪におきまして開催させて頂くことになりました。この伝統と歴史のある研究会を主催させていただくことは、私どもにとりまして大変名誉なことであり、教室を代表しまして、岡　正朗会長、山岸　久一名誉会長をはじめ、ご関係の先生方に厚く御礼申し上げます。
　本研究会は昭和55年5月に折田薫三名誉会長が第1回を岡山で開催されて以来、30年以上にわたり、癌の制圧を目的として、癌免疫学の基礎的研究ならびに臨床の現場における免疫療法の推進を図り、多数の外科系の臨床医や研究者がその研究成果を発表し、大いにデイスカッションを行い、わが国の癌免疫学ならびに免疫療法の進歩に貢献してまいりました。
　今回は、継続テーマとして、「癌免疫(化学)療法の臨床評価(評価法，治療成績)」を新規テーマとして、「癌の進展に関わる宿主因子（全身、局所）と治療」　の2つを主題テーマとさせていただきました。また、癌免疫に関する、一般演題や、症例報告なども多数募集いたしますので、奮ってご応募いただきますようよろしくお願い申し上げます。さらに、皆様に興味を持っていただけるような特別講演、招請講演、ランチョンセミナーをはじめとする共催セミナーなどを企画しております。
　今回の研究会において、癌免疫学に関する最新の知見が集積され、本研究会がこれからの癌免疫療法の礎となるべく、またご参加いただきました先生方に満足していただけますよう、教室員ともども鋭意準備をすすめてまいります。
　5月の大阪は温暖で極めて過ごしやすい時期であります。多数の皆様のご来阪を心よりお待ち申し上げます。