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ジョンソン・エンド・ジョンソン
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第14回日本CAOS研究会 第26回日本最小侵襲整形外科学会
会長挨拶
 この度、第14回日本CAOS(コンピューター支援整形外科)研究会、第26回日本MIOS(最小侵襲整形外科学会)を合同で2020年3月18日(水)、19日(木)に高知市文化プラザかるぽーとで開催させていただきます。先進性のある両会を主催させていただくこと大変光栄に存じています。
 MIOSは1995年に設立されて以来、整形外科分野の手術と診断技術の低侵襲化を積極的に追及してまいりました。既存の学会の枠を超え、各分野の専門家が一堂に会して討論するユニークな学会です。私の考えるMIOSの趣旨は、単に傷の大小を言うのではなく、患者さんの負担が軽減するものであればなんでも良いと思います。被曝量の減少、感染率の低下、医療費の低減など専門の垣根を超えて幅広く議論する学会と考えています。
 CAOS研究会は2007年に大阪大学菅野伸彦先生を中心にコンピューター支援手術の普及を目的として発足しました。当初は関節が中心でしたが、脊椎、外傷、腫瘍など整形外科全ての分野でコンピューター技術を応用した研究会です。最新の技術進化は目覚ましく、採血ロボット、画像診断、手術シミュレーション、術中支援、ロボット手術、スマート手術室、スマートリハ室、ロボットリハなど、留まるところを知りません。
 今回、MIOSとCAOSを合同で開催させていただくこととなり、テーマは“技術とデータサイエンスの融合”とさせていただきました。情報爆発時代、また情報大航海時代とも呼ばれる現在、Deep learning(深層学習)の登場により、AI(人工知能)の実用化が一気に進み、世界は第4次産業革命に突入し、地球規模で変革が起きています。数十億人をウェブに繋げ、AIが作業と組織の効率性を劇的に改善させる一方で、人間から仕事を奪って社会構造を破壊させることが懸念されています。病理、内視鏡の分野では学会全体でAIに協力しています。日本人は手先が器用だから繊細な手術ができる、などと言っていた時代は終わり、整形外科の分野でも画像診断、手術で変革が起きることが予想されます。MIOSの手術手技をコンピューター技術に応用して安全に実現させるためには正確なデータ化が必要であり、AIによる医用画像の深層学習、VR /AR(Virtual/Augmented Reality)、医療ロボット、アプリ作成、3D printing技術、3D超音波などあらゆる分野の英知を結集させる必要があります。両学会を合同で開催させていただくことで、新たな医工連携、交流が生まれ、斬新な発想が未来を開拓する契機となるように願います。
 本学会が各分野に有意義なものになりますように精一杯準備を進めさせていただきますので、整形外科の先生方だけでなく、臨床工学士、工学部の研究者、大学院生、医療企業、新分野のIT企業の皆さんにも多数ご参加していただきたいと思います。
 桜が咲き始める早春の高知でお待ちしています。
第14回日本CAOS研究会
第26回日本最小侵襲整形外科学会
会長  時岡 孝光
(高知医療センター 整形外科 主任科長)