帝人ナカシマメディカル株式会社
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第53回中国・四国整形外科学会
ごあいさつ
第53回中国・四国整形外科学会
会長 三浦 裕正

愛媛大学大学院医学系研究科 整形外科学 教授
 このたび、第53回中国・四国整形外科学会を2020年11月28日(土)から12月10日(木)の間、開催させて頂きますことを大変光栄に存じております。本来であれば愛媛県松山市総合コミュニティセンターにおいて開催させていただく予定でしたが、ご承知のように新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない状況下で、地方会をどのような形態で開催するかについて、慎重に検討を重ねてまいりました。
 その結果、①今秋から冬にかけて第3波の到来も予測されること、②現地開催により感染拡大を助長する恐れがあること、③ハイブリッド開催は予算編成上困難であること、などからWeb開催形式のみを選択するという結論にいたりました。会員の皆様の健康と安全を第一優先とし、新型コロナウイルス感染症の拡大防止という観点からのやむを得ない判断でございます。
 このような開催形態とはなりましたが、本学会の伝統を守り、実りあるものとなりますよう整形外科教室および同門が一丸となって、鋭意準備に努力してまいりました。本学会はこれまで若手の登竜門としての役割を担ってきました。できる限り若い先生方にも魅力のある学会を作り上げるべく、企画を進めております。是非、積極的にご発表いただき、成功への関門を乗り越えていただきたいと思います。
 愛媛大学では第44回を担当させていただいて以来、私にとりましても9年ぶり2回目の主催ということになりますが、教授就任後、最初と最後に担当する学会が中国・四国整形外科学会であったということに、やはり何らかの縁を感じるものであります。
今回のテーマは「令和時代の整形外科維新」とさせていただきました。超高齢社会を迎え、健康寿命の延伸、特に運動器の健康の維持が最重要課題と認識されています。その中でロコモの普及・予防活動を推進してきた整形外科医の役割は益々大きくなっていくことが予想されます。
 特別講演として、九州労災病院院長の岩本幸英先生にこれからの整形外科医が進むべき方向性について、大所高所からお話しをいただく予定です。また、千葉大学前病院長で国立大学病院長会議前会長の山本修一先生に働き方改革をテーマにご講演をお願いしております。現在、医師の働き方改革が国会でも審議され、過重労働軽減への様々な提言がなされていますが、医師不足や厳しい病院経営状況を考慮すると、そう簡単に解決できる問題ではありません。特に大学人は診療以外にも、研究、教育に多くの労働時間を割かれ、画一的な勤怠管理の困難性は病院長として大きな悩みであります。
 詳細につきましては今後、随時学術集会ホームページ上でお知らせいたしますが、本来企画しておりましたプログラムとほぼ同様の内容をオンデマンドで視聴していただく予定です。
 これまでお世話になった中国・四国整形外科学会および会員の皆様方への感謝と恩返しの気持ちで、現地において直接お会いし精一杯のおもてなしをさせていただくつもりでしたが、残念ながら適わぬこととなりました。
 このような事情をご理解いただき、どうかたくさんの皆様がWeb参加頂きますよう、宜しくお願い申し上げます。