この度は平成27年8月29、30日に岡山で第39回日本鉄バイオサイエンス学会を開催させていただくことになり大変光栄に存じております。併せて開催にあたりご挨拶申し上げます。

本学会は生命における鉄の役割の探求を目的として、医学、薬学、農学、工学などの様々な分野の研究者が一堂に会し、議論する場であります。鉄は生命維持に不可欠な元素であり、医学や生物学における役割や重要性が次第に明らかにされつつありますが、そのような状況において本学会の果たす役割は年々大きくなっています。私自身も2006年の第30回学術集会から参加させていただいていますが、毎回異なる分野の研究者の新たな視点やテクノロジーに啓発され、自分の研究を進めるうえでなくてはならない学会のひとつとなりました。

現在、プログラムを作成中でありますが、今回も会員の皆様とともに生命における鉄の役割について更なる理解を深め、研究の進歩に貢献できるような学会にしたいと切に願っております。また、前回同様、若手優秀アワードも企画しています。今年はInternational Bioiron Societyの学術集会が９月初旬に開催されるため、例年より１週間早い開催となります。会場は岡山駅に隣接するコンベンションセンターで、アクセスは非常に便利です。

また、日本三名園の一つであります後楽園も近くですので、晴れの国岡山を楽しんでいただきたいと思います。是非とも多くの会員の皆様にご参加いただき、充実した学会にしていただきますようお願い致します。