世話人挨拶
第17回中四国糖尿病研修セミナー
世話人 山本 昌弘
(島根大学医学部内科学講座内科学第一)

 この度、第17回中四国糖尿病研修セミナーの世話人を務めさせていただくこととなりました。
 「まだまだやれる糖尿病療養指導」を本セミナーのテーマといたしました。特別講演として、広島大学成人看護開発学教授 森山美知子先生より、糖尿病腎症重症化予防についてご講演を頂きます。招待講演では、地域特性や職域ならではのひと工夫を加えた取り組みを実践されている各地の先生方に、充実した糖尿病療養指導の方策をご提示いただきます。ランチョンセミナーでは、「高齢者糖尿病の特徴と療養指導」について、策定に携わられた東京大学大学院医学系研究科 糖尿病・代謝内科 鈴木亮先生よりご講演を頂き、教育講演では、1型糖尿病の患者さんや骨粗鬆症について、各々愛媛県立中央病院 山本真吾先生、島根大学医学部附属病院看護部 石川万里子先生にご発表いただき、どのような糖尿病療養指導ができるかを共に学びたいと思います。シンポジウムでは、災害場面、特に地震災害における糖尿病療養指導について考えたいと思います。今回、熊本より国保水俣市立総合医療センターより水本千代子先生をお招きすることができました。
 これらの先生方のご講演は、糖尿病について改めて考える機会を与え、糖尿病患者さんの健康維持のため「まだまだ」我々にできることがあり、ぜひそれを実践したいとの気持ちに灯を点すものと確信しております。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。