プログラムの変更について
世話人挨拶

 この度、第19回中四国糖尿病研修セミナーを岡山市で開催させていただくことになりました。本セミナーは、糖尿病療養指導に関する最新の情報を提供することによって、中国四国地区で療養指導に携わる皆様の知識や技能の向上に寄与することを目的として開催されております。
 今回のセミナーのテーマは、「99%バリアフリーな糖尿病療養指導」とさせて頂きました。糖尿病療養指導は、病状だけでなく、社会的立場、家族の状況、経済的状況など個々の様々な状況に応じて、その患者さんにとって実行可能なものを提供することが必要です。食べることが出来ないような「絵に描いた餅」を提供したところで、よい療養指導とはいえません。まず患者さんと同じ目線に立ち、しかしその一方で、確かな知識や経験に裏付けられた医療人としての1%のプライドをもって療養指導を行うことこそが、よりよい療養指導への第一歩であるというメッセージがこのテーマには込められています。
 本セミナーが、参加していただいた皆様にとって、明日からの糖尿病療養指導を少しでもいいものに変えられる元気と勇気を与えられる会になることを切に願っております。
 ご多忙のこととは存じますが、多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

 第19回中四国糖尿病研修セミナー
世話人  太田 康晴
(山口大学医学部分子代謝制御学講座)