第58回日本臨床細胞学会秋期大会
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会長挨拶
第58回日本臨床細胞学会秋期大会
会長 森谷 卓也
川崎医科大学 病理学 教授
  第58回日本臨床細胞学会秋期大会を、2019年11月16-17日(土、日)の2日間、岡山市で開催させていただくことになりました。岡山県での開催は春期(総会)・秋期を合わせても、初めてのことと思います。学校法人川崎学園、岡山大学、倉敷芸術科学大学のスタッフをはじめ、岡山県臨床細胞学会、岡山細胞検査士会の皆様からのお力添えをいただき、全国からお越しくださる皆様に満足していただける2日間となるよう、鋭意準備を致したいと考えております。

 本会のテーマは、「細胞診断学の可能性を問う〜新たなるパラダイムへ」とさせていただきました。昨今の医学の著しい発展に伴い、臨床細胞学が置かれている立場も徐々に変化しております。純粋な形態学としての細胞診断は臨床細胞学の基本であり、それを極めるための判定基準作りや症例の積み重ねによる振り返りの作業は、いつまでも継続される永遠の課題です。しかし同時に、細胞診にもデジタル化や、客観的手法の導入によるダイナミックな診断手法の確立が求められる時代となっています。また、一方では遺伝子レベルの研究が進捗し、その成果が形態学に、さらに臨床医学全般に直接反映される場面も決して珍しくはなくなりました。今回の学術集会では、それらの中から本学会内でコンセンサスを得ることが期待される事項、若い世代の方々への教育や啓蒙を通じて将来の発展が期待できる事項を取り上げて、研究成果の発表や議論を展開させることができるような会を目指したいと思っております。

 プログラムには特別講演4題(細胞診の見方・考え方2題、パターン認識から見た病理組織診断、備前焼の歴史と現在)、招請講演4題(細胞像と人工知能、IAC理事長3年間を振り返って、ほか)、セミナー(医療安全、感染対策、医療倫理)、要望講演15題、教育講演17題、シンポジウム13、ワークショップ14、細胞診専門医会、細胞検査士要望教育シンポジウム、わからん会、スライドカンファレンス、講演関係は、海外でご活躍の日本人医師、日本人細胞検査士も複数お招きしており、最新の話題を日本語で聴講していただけます。一方、講演・一般演題の一部、グローバルアジアフォーラム、若手英語セッションは英語で行います。さらに一般演題(ポスター)に加えて今回は学生セッション、顕微鏡画像のイラスト・写真展、市民公開講座(あなたとあなたの大切なひとを乳がんで失わないために)
を企画しております。公募演題には多数のご応募をいただきありがとうございました。

 会場はJR岡山駅を挟んで両側の、隣接する施設(ホテル、コンベンションセンター、ミュージアム、岡山県医師会館)を複数利用しており、新幹線、飛行機(岡山空港)いずれをご利用いただいても、アクセスは大変良好です。岡山には後楽園。岡山城、電車で17分の倉敷には美観地区、大原美術館などがあります。また、少し足をのばせば瀬戸内海(牛窓、黒島ヴィーナスロード、直島)、鷲羽山、児島ジーンズストリート、伊部(備前焼の里)、吉備路ほか、観光スポットも数多くあります。会員懇親会では、岡山の食材を味わっていただけるように工夫も致したいと思っております。皆様に秋の岡山を満喫していただけるよう、精一杯準備させていただきます。

 事前参加・宿泊登録受付期間は2019年7月17日(水)~ 10月3日(木)の予定です。事前参加登録をしていただければ、参加費は減額になります。また、参加証明の手続きは当方で行い、参加証は事前に郵送させていただきます。なお、学部学生の方は参加費無料です。

 ぜひ、秋の岡山にお越しいただき、学術活動とともに当地の食材や観光スポットも堪能していただけましたらと存じます。

 皆様のお越しを心よりお待ち申し上げております。