50周年記念プログラム・特別コンサート
第10回Japan China Korea Pediatric Heart Forum
日本からの演題提出の皆様へ
病院見学ツアー
標本展示中止のお知らせ
岡山コンベンションセンター
〒700-0024
岡山県岡山市北区駅元町14-1
TEL: 086-214-1000
FAX: 086-214-3600
会長挨拶

What we have achieved in last 2 decades ― and Future!!.
~この20年で私たちが到達したこと...そして未来~

 第50回日本小児循環器学会総会・学術集会を岡山で開催させていただくことになりました。 学会が半世紀を迎えるという節目の年に、学術集会会長をさせていただけることを誇りに思っています。日本小児循環器学会の前身は小児循環器研究会で、昭和40年5月17日、永山徳郎、泉 幸雄両会長の下、名古屋国際ホテルで開催されました。日本小児循環器学会となったのは第17回、昭和56年に早川国男会長の下、宮崎県医師会館で行われてからであります。
 私が小児心臓外科医として小児循環器診療と研究に携わり始めたのは、RCH時代の1987年。そしてメルボルンから1990年9月に帰国して20数年、この間における医療技術の進歩は日本だけでなく欧米でも目覚ましいものがあります。新生児開心術やインターベンションは日常の治療として多くの施設で素晴らしい成績で行われるようになりました。診断技術と周辺医療機器は大きく進歩し、左心低形成症候群をはじめとする複雑心奇形も、その多くは胎児診断され、ショック状態で搬送される患児は激減しています。一方、この20数年間の進歩よりも、この数年間における医療環境の変貌の方が大きく、また深刻であるように思います。
 来年の学術集会では、このような日本小児循環器学会・学術集会の世界に誇る過去の歴史と、これからの学会・学術集会の進むべき道を特別企画として取り上げたいと思っています。
 また20数年間の進歩と、これからの問題点を中心にシンポジウムを企画したいと思っています。 次回は皆様に学術集会の詳細をお伝えしたいと思います。
 会員の皆様の積極的なご参加を願う次第であります。

第50回日本小児循環器学会総会・学術集会 会長 佐野 俊二