岡山での第50回日本小児循環機学会学術集会まであと2週間となりました。
佐野俊二会長の下、学会発足半世紀を記念すべき素晴らしい学会のための準備が進められています。　日頃の会員の皆様の診療/研究の成果を発表していただき、実りある議論が展開され留ことはもちろんですが、何よりも会員の方が一堂に集まってface-to-faceで語り合えることを心から楽しみにしております。
　その中で、今回はたいへん残念なご報告をしなければならなくなりました。安藤正彦先生が始められてから毎年学術集会会期中に東京女子医科大学のご協力で続けていた先天性心疾患の標本展示ですが、佐野会長のご尽力にもかかわらず、今回の学術集会会場の都合でどうしても標本持ち込みができなくなりました。　日頃系統的に心臓の標本に触れる機会が少ない会員の方を含め、外科手術に携わる先生方、診断に関わる先生方など多くの会員の方が、会期中の標本展示を楽しみにしてこられたことを考えると本当に残念です。　最近では毎年教育セミナーの内容に合わせて標本展示の内容を選んでいただき、今年のテーマはFallot四徴症と両大血管右室起始の予定でした。　これまで準備していただいていた関係者の方、楽しみにしておられましたすべての会員の皆様、本当に申し訳ありませんでした。
　佐野会長には最後の最後まで交渉をしていただきましが、標本展示の部屋を確保することができず最終的に中止せざるを得なくなりましたことを会員の皆様に心からお詫び申し上げます。
今後はこのような事態とならないよう、学会と学術集会で全力を挙げて努力していきたいと存じますので、今回の会場の使用制限の事情を汲んでいただき標本展示の中止についてどうかお許しいただければ幸いです。

平成26年6月18日