大会長挨拶
第11回 パーキンソン病・運動障害疾患コングレス 大会長
 村田 美穂
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター 病院長
 第11回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス学術集会を2017年10月26-28日に開催するにあたり、ご挨拶申し上げます。
 2017年はJames Parkinson博士がEssay on the shaking palsyを世に出されてからちょうど200年目にあたりますので、テーマを「Essay on the shaking palsy から200年―これから」としました。パーキンソン病に対する理解はこの200年で飛躍的に進歩しています。本学会では、パーキンソン病や運動障害疾患に関する最先端の知見とともに、この200年を記念して、原点に戻り、振戦、無動などの症候学的、生理学的意義付け等を見直すこと、また、全身病であるパーキンソン病との認識から、精神症状、自律神経症状などへの理解を深め、心理的サポートやリハビリテーションなどを含めた包括的な治療のとりくみなどについても情報共有ができる学会にしたいと思います。
 さらに、若手育成の観点から昨年同様に優れた発表の表彰や若手医師向けパーキンソン病治療講座なども企画しております。
 ぜひ皆様、ふるってご参加いただけますよう、お願いいたします。