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ご挨拶
第69回日本薬理学会西南部会
会 長 荒木 博陽
愛媛大学医学部附属病院薬剤部 教授・薬剤部長

 第69回日本薬理学会西南部会を平成28年11月26日(土)に松山大学(松山市内)において開催させていただきます。薬理学は何らかの化学物質が生体に与える影響を中心に研究する学問と位置づけられますが、基礎と臨床をつなぐ重要な学問領域であるということも痛感しています。薬学の世界では、薬学6年制がスタートし、臨床現場で活躍出来る薬剤師養成が重要な課題となっています。病院薬剤師の特に病棟薬剤業務にとりましては、治療薬の薬理作用の知識は業務を推進する上で必要不可欠な学問です。また、医師に取りましても薬理学は臨床現場において処方を適正に行うためには欠かせない学問の1つです。薬理学は分子生物学、遺伝子工学など最新の技術を用いた細胞レベルの研究のみならず丸ごと動物や臓器を用いた研究まで幅広い取り組みだけでなく、臨床現場での臨床研究要求度も高くなっています。今回も基礎薬理学と臨床薬理学の分野での発表がなされますが、その内容は最新の情報をもとに進められている内容が多く、薬理学の発展を感じています。
 この様な状況下、今回の学会では特別講演とランチョンセミナーを企画し、最新の研究現場の講演を取り入れました。薬理学会会員の皆様には海を渡り、四国の地に足を伸ばしていただき、活発な御討議をいただければ幸いです。
 松山市内にある松山城は日本三大平山城にも数えられ、日本の12箇所に現存する天守の一つを有する眺めの良い場所にあるお城です。さらに、松山市は日本最古の温泉といわれる道後温泉を有しているとともに、文化的にも俳人正岡子規、「坂の上の雲」で有名になった秋山好古・秋山真之兄弟などの出生地でもあります。1日という限られた期間ではありますが、是非松山の地で思い出に残るすばらしい時間を過ごしていただければと思っております。