ご挨拶
　関係各方面からの多大なご支援・ご協力のお蔭をもちまして、弊協会第53回全国総会が無事に閉幕いたしましたことを報告申し上げます。
　先般の台風15号・19号、またそれに続く大雨によって被害を受けられた皆様に、心からお見舞いを申し上げます。また不幸にしてお亡くなりになられた方々のご家族の皆様、ご友人・知人の皆様に、謹んでお悔やみを申し上げます。大会長の私が住む岡山県、そして開催地の愛媛県をはじめ中国・四国地方も、昨年7月の豪雨災害で過去に例をみないような甚大な被害を受け、その記憶もまだ生々しいだけに、このたびの台風災害直後の今大会の開催が本当に可能なのか、また開会はしても連続する台風によって帰途につけない可能性はないのかなど、直前まで不安材料を払拭できないまま大会初日を迎えることとなりました。大会初日（24日）は少々雨が残ったものの、25日、26日は天候にも恵まれ、帰路の交通機関の心配もなく大会の幕を閉じることができましたこと、あらためて胸をなでおろしております。
　今大会には出展企業様ご関係者も含めて670名を超える大会参加者をお迎えいたしました。登録演題数は過去最高水準の104演題にのぼりました。各講演会場、ポスター展示会場のそこかしこで、ディスカッションの輪ができ、熱気にあふれていました。機器展示スペースは、共用スペースをパーティションで囲む初めての方式を採用しましたが、参加者の動線が確保されて、非常に好評であったと聞いております。
　もちろん反省点もいくつかあります。来年の旭川大会につなげていけるように、成果と教訓を集約し整理する作業を、これから進めてまいります。
　今後とも弊協会の取り組みにご支援・ご協力を賜りますことをお願い申し上げて、開催報告とさせていただきます。