公益社団法人 全日本病院協会
会長 猪口 雄二
(医療法人財団寿康会病院 理事長)
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公益社団法人 全日本病院協会
会長 猪口 雄二
(医療法人財団寿康会病院 理事長) |
最初に、新型コロナウイルス(COVID-19)について、日本での感染確認が認められて以来、全ての医療従事者がこの未曾有の感染症との闘いに勇敢に立ち向かっていただいていることに対して、ここに改めて敬意を表したいと思います。
本来であれば、2020年9月に第62回全日本病院学会in岡山が開催される予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響により、2021年8月に延期といたしました。開催に向けて準備を進められておられた関係者の皆様方には、大変なご苦労をおかけしておりますが、コロナ禍を乗り越えた新たな形での素晴らしい学会が開催されるものと、改めて期待をしているところでございます。
本学会のテーマは、延期に伴い『コロナ禍での病院経営~持続可能へのチャレンジ!~』に変更されました。まさに、全国の医療機関が直面している大きな課題です。新型コロナを克服した後、アフターコロナの時代における日本の医療提供体制、また病院の経営をどのように考えていくべきか、さらに高齢者人口がピークを迎える2040年を見据えて病院を持続させるためには何が必要なのか、本学会で企画されている多くのセッションを通して、参加者の皆様とともに考えていきたいと存じます。
本学会は東京オリンピックと同パラリンピックの間に開催されますが、その熱気に負けない位、盛り上がる大会となることを期待しております。
今回は全日本病院学会が初めて岡山県で開催される記念すべき大会となります。本学会の開催に向けて準備を進めていただいている佐能学会長をはじめ、全日本病院協会岡山県支部の皆様のご苦労に深甚なる感謝を申し上げるとともに、皆様方の多数のご参加を心よりお待ちしております。