第44回日本骨折治療学会（2018年7月6日～7日、岡山）では、医療現場とものづくり企業等とによる医工連携を加速するため「医工連携 出会いの広場」を実施いたします。是非お立ち寄りください。
※ご参加には第44回日本骨折治療学会への参加登録が必要となります。

◆名　　称	第44回日本骨折治療学会「医工連携 出会いの広場」
◆日　　時	2018年7月6日（金）～7日（土）
◆会　　場	岡山コンベンションセンター　ママカリフォーラム　2階201会議室 〒700-0024岡山県岡山市北区駅元町14番1号 JR岡山駅中央改札口から徒歩約3分
◆主　　催	第44回日本骨折治療学会 　　　　　 （一社）日本医工ものづくりコモンズ
◆共　　催	経済産業省中国経済産業局（予定）
◆実施内容	(1) ものづくり企業、医工連携のサポートを提供する機関等によるブース出展 (2) 医療機器開発に関する医師との相談・マッチングスペースの提供 (3) 医工クルーズ（医師等がコーディネータと共に展示ブースを巡り、意見交換等）

　医療現場で有用な医療機器開発を実現させるためには、医療者とものづくり工学側が、創造的対話を基にした連携が必要でありますが、最近は、医学系の学会の大会の場で、医工連携イベントが実施されるようになり、大会に参加される医療者とものづくり工学者とが出会う機会が増えてきました。内視鏡外科学会が2012年の総会で、医工連携出会いの広場を実施したのが、最初でありますが、その後日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会（JOSKAS）が同様な企画を実施し、他の医学系学会に拡がっています。そこで、医療機器との関わりが大きい骨折治療学会でも、医工連携イベントを実施する事が実現しました。分野間の壁が厚い我が国では、医工の交流が必ずしも円滑に行われておりませんでしたが、医学系の学会にものづくり工学者が参加して、医療者との交流を図る事がきわめて効果的であり、今回の骨折治療学会の医工連携出会いの広場から、多くの開発チームや開発のアイデアを探索して頂き、次世代の骨折治療に有用な医療機器の創出に繋げて頂きたいと思います。

　整形外科手術において骨折手術は、初心者からベテランまで、最も広く行われている手術の一つです。さらにこれは整形外科医師に必要なスキルの様々なエッセンスが詰まった手術であるとも言えます。それだけに、多くの術者の頭の中には、手技や器械に対する様々な工夫や改良が浮かんでくると考えられます。実際に、骨折に関する様々なインプラント、インスツルメント、テクニックなどが考案され、活発に学会発表されたり、製品化されて展示ブースに並べられたりしています。
　しかしながら、学会発表はともかくとして、多くの術者は自分のアイデアをどう発信して実現したらいいのかよくわからないのが現実だと思います。その結果自分のアイデアがまさに実現された製品が発表されたり、ふと漏らしたアイデアが知らないところで実現されていたりすることも時に経験するかもしれません。
　医工連携出会いの広場は、現場でアイデアを持ちつつも、これまで物作りに関わったことのない術者のための企画です。各種企業を始め、知的財産権に関する専門家、医療機器開発をサポートするコーディネーター、機構、行政機関などに出展をお願いしています。是非足を運んでいただき、そのアイデアを明日の医療に役立てていただきたいと願っています。