12月3日(金) 13:30〜14:30、12月4日(土) 13:40〜14:40
司会 下村裕見子 (東京女子医科大学病院)
講師 小林美亜 ((独)国立病院機構本部
総合研究センター)

論文の書き方セミナー
論文作成のためのノウハウ
日本クリニカルパス学会では、年3回日本クリニカルパス学会誌を発行している。これまで開催されてきた日本クリニカルパス学会学術集会においては、現場からの強いメッセージ性が込められた非常に素晴らしい口頭発表やポスターによる発表がなされている。しかし、これらが論文として、本学会誌に投稿されるのは極少数である。発表した内容が論文として公表されることで、より多くの人が有用な知見を得ることができるばかりでなく、臨床実践にも活かすことができる。このため、発表だけに留まってしまうことがとても残念に思えてならない。 確かに、臨床現場においては、論文を書く方法論について学ぶ機会は少ない。論文化してみたいという気持ちがあっても、なかなか実行に移すことができない現状があると思われる。そこで、本セミナーでは、いかにして口頭やポスターで発表した内容を論文にまとめるかといった視点から、実践的な論文の書き方のノウ・ハウについて概説する。 具体的には、論文の一般構成、論文作成のための基本事項や必要条件、論文を書く際の 注意点等を踏まえ、実例を活用し、論文化していくためのステップを一つずつ展開しなが ら進める。